弊社ではお客様毎、案件毎に設備を設計・製作している為、設備毎に保有する情報が異なります。
また、納入時期や顧客によって電気設計やメカ設計、納入の段取りをする担当者が異なるケースも多々あります。
設計時の情報は基本的にはすべてファイリングして管理していますが、設備の納入後の問い合わせの履歴や修理履歴などについては紙やメールなどで情報が散らばっていたり、また、担当者に管理が依存しているケースもありました。
このような納入後の設備情報の引継ぎは、担当者が別案件で多忙な場合、なかなかしっかり聞けない状況になる可能性もあるため、いつでもだれでも情報を共有できる状態にしておく必要があると、社内でも声が上がっていたところでした。
そんな中、日ごろから付き合いのある山善の担当者から、山善が新規事業で「ゲンバト」を始めたという話を聞きました。
山善なら間違いないだろうという直感もありましたが、サービスの説明を聞いた時に
「これは現場がわかっている山善だからできたことだろうな」と感じました。直感は当たってましたね。
ゲンバトでは、過去に納入した設備の消耗品や操作方法の問い合わせ、過去の修理履歴など見たい時に、行動履歴からドキュメントまですべて一元で見れるのがいいですね。
担当者が案件対応中で忙しい時でも、社員間で情報共有できるので誰でも情報が把握できるようになりました。
また、なにかトラブルがあった場合にでも最悪スマホがあればそういった情報にアクセスできる、という安心感があります。
我々の業界で必要なのはスピードなので情報をかき集める時間が減ったというのは大きな改善だと考えています。
また、「情報の引継ぎを行っていく」という課題感を明らかにできたことは良かったです。
議事録の書き方1つとっても「他人に見られる」という意識になったところはゲンバトを導入して良かったのかなと感じています。
設備管理の定着が進めば、次にどの設備で誰がどんな作業をしてきたか、というようなことも見ていきたいと思っています。
ゲンバトには日報管理で設備との紐づけもできると聞いているので、どの設備でどれだけ工数がかかているのか?が分かれば過去案件の振り返りや今月は新規の仕事ができてなかったよね、といった振り返りができるので、活用を進めていきたいと考えています。
京葉エンジニアリング株式会社は、1984年の創業以来、自動車や住宅機器、自動制御エア機器など多岐にわたるものづくりを支えている。一般に工場の自動化(Factory Automation)が進む中、培ってきたメカトロニクス技術を駆使してFAシステムの設計・組立・販売を一気通貫で展開。搬送システムやロボットシステム等、業務効率化とコストダウンにつながる多様な設備を提供している。
使う人の立場に立ったものづくりを大切にしており、自動化の推進をするだけでなく使い勝手の良さも追求し、ニーズを形にしていく。